志望動機の書き方

このページでは主に新卒の就職活動における志望動機の書き方を軸とした就活全般のポイントを紹介していきます。転職活動者は姉妹サイト「志望動機の書き方・作り方(転職編)」のページをご覧ください。

さて、採用試験において最も大切でかつ難しいのが、入社の「志望動機」作成です。自己PRは場数を踏みさえすればそれなりに上手くなっていくものですが、志望動機は会社によって異なるため、そう上手くはいきません。例えば、「大学で研究してきたことを継続して行うことができるのは、御社の開発部門だけである」…などという場合であれば実に簡単なのですが、そんなケースは滅多にないので、多少無理して志望動機を捻り出して履歴書やエントリーシート(ES)、志望理由書に記載しなければなければならないのです。面接で必ず聞かれるのも、この志望動機です。

その会社への応募動機は、本音では「安定性」「高給与」「知名度(ブランド)」「勤務地」などでしょうが、面接で本音を話しても内定は取れないことくらい、学生でもわかると思います。

一般的には「これまでの経験でやりたいと思ったこと」→「それが御社ではできる」という建前が良いですが、特に専門のない文系出身者、事務職志望者には、これがなかなか難しい(やってみればわかる)。

そこで、どんな会社でも、文系理系でも、志望動機に使える魔法(!?)のキーワードがあるので、次から例文を交えて紹介していきます。これを参考にすれば、大抵の会社ではそれなりの志望動機が書けると思います。

<まとめ>
☑ 採用試験で最も難しいのは「志望動機」の作成
☑ 「安定」等の本音を面接で話しても、内定は取れない
☑ どこの会社の志望動機でも使えるキーワードはある


<コンテンツ項目>
1.志望動機キーワード1「変化」
 

志望動機キーワード1「変化」

どんな会社でも志望動機に使える魔法のキーワード、それは「変化」です。以下のパターンを使えば、それなり書くことができると思うので、志望企業に当てはめてみましょう。


(例文)
1.今の時代、世界は激しく「変化」している。
2.生き残っていける会社は「変化」に対応できる会社だと思う。
3.御社は○○で挑戦してきた歴史がある。
4.○○事業は、業界(世界)初であり、今も新たな挑戦を続けている。
5.そんな御社であれば、時代の「変化」に応じた新しい価値を提供していけると思った。
6.御社の一員として新しい価値を世の中に提供していきたい。

(解説)
どこの会社のトップメッセージを読んでも「現状維持は衰退に等しい」といった趣旨で変革を求めており、「わが社は現状維持を貫きます」といった文章を、企業のHPでは読んだことがありません。
「変化」とは新しいことへの挑戦であり、企業は今現在も何らかの新しい価値を生み出そうとしています。その点を上手く踏まえて、自分自身が学生時代に新しいことに挑戦してきたエピソードなど混ぜながら、「御社でチャレンジ精神を持って働いていきたい」と訴えると、志望動機はぐっと説得力を増します。
また、社内でも「変化」することの重要性は耳にタコができるほどアナウンスされていることが常ですので、人事部にも「変化」を恐れず、むしろ推進してくれそうな学生は好印象となります。

<まとめ>
☑ 「変化」を使って志望動機の軸を作成しよう。